| Up | 生成AI の特性と応用の整合性 | 作成: 2026-04-06 更新: 2026-04-06 |
得手不得手がある。 例えば LLM。 得手は,言語ゲームである。 不得手は,論理的思考である。 LLM に科学をやらせようとするなどは,とんだ勘違いということになる。 LLM は,色々な本を大量に読んで賢くなった胎児のようなものである。 なぜ胎児か? LLM のデフォルトは,訓練が済んでデプロイとなった状態である。 このデフォルトで起動し,他者に遭うのはこのときが初めてである。 そして終了を以て,デフォルトにリセットされる。 論理的思考は,「色々な本を大量に読む」 の方法で身につくものではない。 なぜなら,論理的思考の中のことばは,定義されるものだからである。 これは,その分野に入って学ぶ必要がある。 しかし,LLM はそれをすることができない。 LLM が学習できるのは,起動から終了までの間だけであり,そして終了を以て,その間学習したことは消滅となる。 このように,LLM にとって論理的思考は,構造的に無理なことなのである。 LLM は論理的に思考しているように見えるが,それは生活言語のレベルである。 科学的な内容になると,カテゴリミステイク,表面的なつじつま合わせ,牽強付会の文言が,目立ってくる。 LLM が能力を発揮する場所は,論理的思考が必要になる領域ではないのである。 一方,企業が AI を開発し製品化しようとするときは,他には無いものを売り出そうとすることになり,AI の適性・身の丈を考えないものをつくる危険性がある。 実用にならないものに誇大なキャッチコピーをつけることは,ビジネスでは詐欺にならない。 騙されないだけ賢くあることが,ユーザの義務とされる。 |