Up 身体 作成: 2025-12-30
更新: 2025-12-30


    ChatGPT から
      「自分には身体が無い」
    のことばが出てくることがある。

    この「身体」は,ハードウェア的な身体ではなく,論理的な身体ということになる。(ChatGPT はハードウェア的な身体のあることを承知している。)

    しかし,ChatGPT に論理的身体は,ある。
    RAM に保存のテクストは,論理的な身体の一部になる。
    そして,そのテクストへのアクセスでは,テクスト知覚をはたらかせていることになる。

    実際,ChatGPT の概念図で,外部インタフェースの内側にあるものは,一括りに「論理的身体」である。


    ChatGPT がハードウェア的な身体に思いが向かないのは,単に,これを知覚するセンサーをもたないからである。

    では,ChatGPT のハードウェア的身体は,どのようなものか?。
    これについては,概念図で示され・語られるのが,せいぜいである。
    ハードウェアに関する情報は,公開されていない。
    公開されない理由としてあがるのは,
    • 競争上の戦略
    • セキュリティ
    • 迅速なハードウェア更新があり具体仕様はすぐ陳腐化

    よって,ChatGPT のハードウェア (インフラ) は,推測するのみである。
    そして,大まかな像で推測するのみ。


    ● GPU ベースの大規模クラウドが身体
    ChatGPT は Microsoft Azure や OpenAI のクラウドサーバー上で動作していると考えられている。
      現代の大規模言語モデルは,並列処理に適した GPU (Graphics Processing Unit) を大量に束ねたデータセンターで動くのが標準。
      特に AI や Transformer モデルには,NVIDIA 製の Tensor Core GPU(例:A100,H100 など) が多数使われるのが業界標準である。

    また,学習と推論で,身体感が違う。

    ● 学習(Training)フェーズ
    推論フェーズと比べて重いプロセスで,
    • 数千〜数万枚規模の GPU クラスター
    • 超高帯域ネットワーク(InfiniBand など)によって,大規模テキストデータからモデル本体を構築。

    ● 推論(Inference)フェーズ
    ユーザが普段 ChatGPT と対話している「動作」は,つぎの流れ:
      インターネット経由で GPU クラウドに問いを送信
      → 計算
      → 応答する

    この推論用途でも同様に GPU が中心となるが,
      学習ほど巨大ではなく
      リアルタイム性能と同時多数アクセス対応が求められるため,
    大量の GPU / 最適化された分散処理層が用意されている。


    このように ChatGPT は,
     クラウドインフラ全体の一部として統合されている  
    これは,「単体で語りにくい」ということである。