Up 巣作りの地域性 作成: 2026-01-03
更新: 2026-01-04


    鳥の巣作りは,文化である。
    そこで,定住性 (比較的狭いエリアで生活) の鳥は,巣の形態に地域性のあることが推測される。
    そしてこれは,事実である。

    同一種でも,
      巣の大きさ
      開口部の向き
      素材(草/小枝/泥/人工物)
      設置高さ
    に地域差が見らる。

    傾向として,
      風の強い地域では低く密な巣
      捕食者の多い地域では隠蔽性重視
      都市部では人工素材の利用が顕著


    「人工物利用」は,地域性のわかりやすい例である。
    都市環境では、
      ビニールひも
      針金
      タバコの吸い殻
      紙片,等

    またこの転用は,巣作りが「学習」であって「生得」ではないことの例にもなる。
    「生得」は,イモムシの食餌が固定しているように,「素材はこれでなければならない」になる。
    巣作りは,素材の機能的意味 (保温・固定・防虫等)の外延を読み取ることをしている。