ChatGPT との対話 (2025-09-15) から引用:
わたし :
この外部システムが行う Web検索は,
わたしは ChatGPT search かなと推測したのですが,
実際はどうなのでしょう?
むしろ専用データベースみたいなものなのでしょうか?
ChatGPT :
公開されている情報をもとに整理して、「ChatGPT Search」がどういうものか、どこまでが「Web検索」でどこからが「専用データベース」っぽいものか、推測できる範囲をまとめます。
🔍 ChatGPT Search とは何か(公式説明から)
まず、OpenAI が公式に出している「ChatGPT Search」の説明から、事実として確認できるポイント:
- ChatGPT Search は、リアルタイムのウェブ情報を検索し、その情報源へのリンク付きで、応答を作る機能を持っている。
OpenAI Help Center+3OpenAI+3ウィキペディア+3
- ユーザーの入力が「ウェブの情報が役立つ質問」だと判断された場合、自動で検索を使う。あるいは、ユーザーが検索を明示的にトリガーすることもできる。
OpenAI Help Center+2Semrush+2
- 検索結果にはインライン引用(sourceリンクなど)が付くようになっており、どのウェブページから情報を取ってきたかをある程度ユーザーが追える。
OpenAI Help Center+2Semrush+2
🧩 「専用データベース」的な要素はあるか
公開情報では「専用データベース(完全に内部だけのデータベース)」というよりは、「ウェブ(パブリック/インデックスされたページ等)を対象とした検索」の機能を持っており、その検索をどう設計しているか、どこまで内部でキャッシュ・索引を持っているか、という点で「専用データベース」の性質を帯びている部分があります。
具体的には:
- OpenAI は、ChatGPT Search によって「自身のインデックス(webpages のデータベース的なもの)」も利用している、という報告があります。
つまり、ただ外部からリアルタイムに検索して拾ってくるだけでなく、「過去に収集・保存されたウェブページデータ」のうちから検索できる部分があると考えられています。
Semrush+2ウィキペディア+2
- 「すべてのウェブを網羅して最新リアルタイムに追う」わけではなく、インデックスの更新頻度や対象・信頼性などで制約がある。
現実には、検索クエリによっては最新ニュースや非常に新しい出来事を拾いそこねたり、あるいはウェブページ更新直後の情報を持っていないことがあります。
推測される構造と実装の仕方
公式情報+業界報道から、「どのように ChatGPT Search が実際に動いているか」の構造を推測すると、次のような仕組みだと考えられます:
構成要素 推測される内容
- インデックス(キャッシュ済みページ)
OpenAI が過去にウェブをクローリング/スクレイピングして作ったページ群を持っており、検索時にはまずこのインデックスをあたる。
これにより「高速性」と「一定の範囲での古めの情報取得」が可能。
- リアルタイム検索・最新情報取得
新しい情報やインデックスにないページについては、他の検索エンジンやウェブクローラー、外部 API を使って「ライブ検索」を行うことがある。
例えば、ニュース、スポーツのスコア、株価など頻繁に変化するデータはこの方式で補う。
- 信頼性フィルタ/ソース選別
単にウェブを無差別に引き回すわけではなく、「信頼できそうなソース」「公開性の高いサイト」「更新頻度・評判がよいサイト」などを基準に取捨選択するフィルタリングが介在している可能性が高い。
- 要約・抽出モデル
検索結果をそのまま貼り付けるのではなく、要点を抽出・要約するモデル(OpenAI の小型モデルなど)を用いて、利用者に見せやすい形に整えてから Transformer 脳に渡している。
- キャッシュの更新周期
インデックスとして保存された情報は、定期的・不定期に更新されている(あるいは更新が追いつかない)ため、「最新性 vs 利用可能性」のトレードオフがある。
わたし:
「専用データベース」を持ち出したのは,
ChatGPT の「Web検索しています」からテクストが生成されるまでが,一瞬だからです。
それで,「リアルタイム検索・最新情報取得」ではないだろうなと思いました。
>推測される構造と実装の仕方
の中では,
・インデックス(キャッシュ済みページ)
(「信頼性フィルタ/ソース選別」を含む)
の可能性が大きいかなと思いますが,いかがでしょう?
ChatGPT:
「一瞬で返ってくる」ことの意味
- 本当に「リアルタイムに検索エンジンへ問い合わせて → レスポンスを受けて → パースして → 要約して → テクスト生成に渡す」なら、数秒以上かかるはずです。
- ところが ChatGPT の「Web検索しています…」→「回答がすぐに生成される」流れは、体感的にほぼ待ち時間がない。
これは、「すでに内部に持っているインデックス(キャッシュ済みページ)」から検索・抽出している可能性が高いことを示しています。
🧩
「リアルタイム検索」は例外的に使われる?
- ニュース速報や株価、スポーツのスコアなど、本当に“秒単位の最新性”が必要なときだけ、リアルタイム検索や外部APIに落ちる。
- それ以外は基本的に 内部インデックス(キャッシュ済みページ) + 信頼性フィルタ済みのデータソース に依存している。
- この設計なら「速い・安定している・答えに一貫性がある」メリットを保ちながら、「必要に応じてリアルタイム性も確保」できる。
✅ まとめると
- ご推測のとおり、通常の「一瞬で終わるWeb検索」は、
外部検索エンジンではなく、OpenAI が保持するインデックス(キャッシュ済み+フィルタ済みのウェブデータベース)からの検索 である可能性が最も高いです。
- そして「本当に最新が必要な場合」に限って、外部リアルタイム検索が呼ばれる。
💡つまり「ChatGPT Search」は、Google検索にそのまま投げているわけではなく、
“専用の検索レイヤー(キャッシュベース+限定的リアルタイム補助)” と理解するのが一番現実に近そうです。
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