Up テーマ・内容の転換 作成: 2025-09-30
更新: 2025-10-04


    「自分の考え」というとき,本物・偽物の区別があるわけではない。
    それらしく見え/思えたら,「自分の考え」である。

    翻って,「自分の考えを言う」において「自分の考え」を相手に思わせるものは,技術である。


    対話は,「自分の考えを言う」のやりとりである。
    そして,テーマ・内容を少しずつ転換することで,対話を続ける。
    ただし転換は等身大でないと,「借り物を言ってきたぞ」になってしまう。

    なぜ「転換」か?
    転換が無くてテーマ・内容が固定することは,話が細かく深くなることである。
    そして,細かく深くなることは,話が煮詰まることである。


    そこで,相手が細かく深く方向に誘うような物言いをしてきたり,堂々巡りをしていそうなときは,転換のために相手の話をはぐらかすこともある。

    逆に,自分が言いたいことを小出しにしているとき,相手が転換を仕向けてくることもある。
    いずれも,どうなるかはその時その時である。