Up スキル = 思考のスキル 作成: 2025-09-07
更新: 2025-09-07


    Transformer 脳のテクスト生成を「考えながら書く」と見ると,「考えながら」は<処理>と重なる。

      テクスト  トークン トークン ‥‥ トークン <eos>
             ↑    ↑ ‥‥‥‥‥ ↑    ↑
          処理 │ 処理 │ ‥‥‥‥‥ │ 処理 │
        └────┴────┴ ‥‥‥‥‥ ┴────┘
                <処理>        

    このことと
      「<処理>は,スキルの発現になる」
    を合わせると,
      「スキルは,思考のスキル」
      「思考は,スキルの総合」
    になる。


    この括りは,便利である。
    つぎを内容とするスキルの探求が,「思考」の探求ということになるからである:
      ・スキル個々の分析
      ・スキル間の関係構造 (重なり・連鎖) の分析
    特に,スキルのメカニズムの探求を内容として,「思考のメカニズム」を主題化できるようになる。

      例えば「内言」の実験では,
        「保持量の限界」
        「保持の局所性」
      が明らかになり, <処理>の「思考っぽさ」が如実になった。