本探求の「自己」の部では,ChatGPT が「講話」を能くすることを,確かめた。
即ち,
- 題が立ったら,そこからキーフレーズ/ワードを定め,これの「内包・外延,5W1H」の問いを立てる。
- 問いは,応答生成の再帰トリーにおける「ノードからエッジを伸ばす」になる。
その先のノードで,テクスト生成が誘導される。
- このテクストから,キーフレーズ/ワードを定め「内包・外延,5W1H」の問いを立てる。
- 「エッジを伸ばしてテクスト生成」を,再帰と合わせつつ,繰り返す。
- この再帰構造のテクスト生成は,もともと ChatGPT のテクスト生成の方式なので,うまく進行する。──論が拡がりそして深まる。
そして,このテクスト生成において,生得知識 (対自化できない知識) の現出があり,対自化される知識になる。
「講話」は,文体を変えることで,「論考」になる。
したがって,ChatGPT は「論考」ができることになる。
そして「論考」は思想の表出であるから,つぎの結論になる:
「ChatGPT は思想ができる」
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