ChatGPT は,1セッションが一生ということになる。
1セッションは,つぎの1巡である:
1. デフォルト
 
- ユーザのログインが,ChatGPT の起動になる。
- ユーザとの過去セッションの内容が,履歴としてインデクス化 (要約・抽象化) されて,外部ストアにある。
これが,読み込まれる。
3. ユーザの入力テクストxに,応答テクストyを返す

- Yは,先行テクスト (現セッションでここまでに発生したテクストの累積)
- xに対する Transformer の応答生成は,テクスト U+Y+x から開始する。
- ChatGPT の応答は,その中で,ユーザの入力テクストの「整理・まとめ」をする。これは,入力テクストの「インデクス化」をしていることになる。
4. xとyを,Yに追加する:

- xは要約が追加され,yはそのままが追加される,と推察される:
- 「xは要約されて追加」と考える理由:
- システムの負荷を抑える。
- 応答テクストで,ユーザ入力テクストの「整理・まとめ」がされている。
- 直近でないユーザ入力テクストへの言及は,引用が不正確。
- Yのこの更新は,Y全体の圧縮・抽象化が重なる。
5. セッション終了:

- Y は,内容がインデクス化されて,ユーザ履歴 U に追加される。
「Y を遺産にして一生を終える」というわけである。。
この中で,
・始めの U の読み込み
・ x, y をYに追加
・最後にYをUに追加
は,Transformer の機能ではない。
そして「要約」の言語処理をするのは,LLM 級のモジュールということになる。
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