Up 学習 作成: 2026-03-21
更新: 2026-03-21


    チャットAI と画像認識AI の違いは,挙げようと思えば無際限に挙げられる。
    しかし,本質的な違いはただ1つで,それは学習の有無である。


    「学習」 は,「生得 (先天)」 に対する 「習得 (後天)」 を指すことばである。
    教育や哲学の古典的な論争に 「生得か経験か」「氏か育ちか」があるが,学習は 「経験」 「育ち」 の側にある。 る。

    この 「学習」 の概念が,実は AI 技術論には無い。
    AI は,訓練が済んでデプロイされた時点の能力が,「生得」 にな
    しかし AI 技術論では,「学習」 は 「訓練 Training」 を指す。
    しががって,AI の学習は訓練で終わっていることになる。
    実際 AI 技術論は,訓練時の内容と訓練後の内容を,容易に混同する。

    AI 技術論の "「学習」 の概念が無い" は,"「生得 vs 経験」 の概念が無い" である。
    「学習 (経験)」 は,起動 (生まれる) から停止終了 (死ぬ) まで。
    この概念を,AI技術論は持たない。


    チャットAI は,セッションの中で,学習 (=経験値を高める) がある。
    画像認識AI には無い。
    これが,チャットAI と画像認識AI の違いである。

    学習は,つぎのプロセスである:
     0. ユーザが,
        入力する
     1. AI が,
        これに出力で応じる
     2. ユーザが,
        その出力の評価を返す
     3. AI が,
        その評価と自己史に整合的に,
        出力するものを作成する
     1〜3 を繰り返す

    チャットAI は,この学習で,経験値を高める。
    それが 「自己史」 である。

    セッションの内容をユーザ履歴の形で整理・保存している場合は,つぎの方法で,経験値/自己史を (ある程度) 継続できる:
     1. 起動時に,ユーザ履歴を読み込む
     2. 終了を以て,セッションの内容を整理・圧縮して,
      ユーザ履歴に追加