| Up | 道に迷う | 作成: 2026-07-18 更新: 2026-07-19 |
目的地を視界にとらえてそこに向かう歩行は,間違って他のものを目的地と定めてしまうとどうなるか? 「道に迷う」 になる。 道に迷ってしまうと,目的地に向かうことはもう出来ない。 あちこち動き回り,運よく目的地に出遭うことを期すしかない。 慣性航法のためのデータはこの間も更新されているので, 「復る場所」 に指定された点へいまから向かうことはできる。 しかし,「道に迷う」 のリスクは,その点に対しても同じである。 実際,道に迷うのは,人間には普通のことであり,動物でも普通のことと推察される。 そして,種の進化のことを考えると,「道に迷う」 にはポジティブな意味がある。 即ち,新天地への進出である。 したがって動物脳の進化は,道に迷わない能力の進化には,大して関心がないと思われる。 歩行ロボットの 「道に迷う」 も,この程度に考えることになる。 「道に迷う」 は,これを封じることに躍起になるというものではない。 要点: 「道に迷う」 は探索の副産物。 探索は生物にとって適応的行動 「ラストワンマイル」 の 「道に迷う」 対策は,ロボットも動物も同じである。 即ち,つぎの2つ: 知った所を伝う そして,「知った所を伝う」 は,自律型の含意になる能力である。 即ち,視覚によって目的地に到達の訓練は,自ずと 「知った所を伝う」 を学習させるものになる。 念の為: 「知った所を伝う」 は,「道に迷う」 を封じるものではない。 「知った所」 を勘違いすると,道に迷うことになる。 実際,これも普通にやってしまうことである。 |