Up | 「アイヌ民族肖像権裁判」 | 作成: 2017-03-06 更新: 2017-03-09 |
そして日本文化人類学会の「見解」を引き出したのが,チカップ美恵子である。
ここで,「その他の条件」とあるのは,賠償金および公開謝罪を指す。 (現代企画室編集部編『アイヌ肖像権裁判・全記録』現代企画室, 1988.) チカップ美恵子は,「アイヌ」を売り物にしている者である。 「アイヌ」を売り物にする者は,「アイヌ」をいま存在していることにしないと自分が成り立たない者である。 この者にとって,「アイヌ」を過去のものとしている言説は,潰したいものとなる。 この者は,状況がこの言説潰しをやれるふうになるとき,これを実行する。 彼らの言説潰しのやり口は,ひどく汚いものである。 どうして汚いやり口になるかというと,行動がヒステリー行動だからである。 ヒステリーの破壊者にとって,破壊の対象は何の価値もないものである。 過激派の文化遺産破壊・博物館破壊のニュースを聞いて「信じられない」と思うのは,原理主義のヒステリーを理解していないからである。 こういう汚いやり口に対し,日本民族学会は,なんで自殺行為そのものの「声明」で応じてしまうのか。 これは,逃走パニックである。 理性喪失の チカップ美恵子の破壊ヒステリーと日本民族学会の逃走パニックの二つが,合わさる。 両者は共同で,<アイヌ学潰し>を果たす。 |