Up 物交換の内容 作成: 2017-03-11
更新: 2017-03-11


      高倉新一郎『蝦夷地』, 至文堂 (日本歴史新書), 1959
    pp.47,48..
     元和年間耶蘇教宣教師の報告によれば、蝦夷人が松前に持って来る産物は、干鮭(からさけ)(にしん)・白烏・鶴・鷹・鯨・トドの皮・ラッコの皮・トド油・鷲羽及ぴ緞絹(ドンキ) [満州から樺太蝦夷の手を経て渡来] 等であった。
    寛文年間の記録によると、干鮭・熊皮・鹿皮・真羽・鶴・鯨・塩引鮭・魚油の外、西蝦夷地では鰊・数ノ子・串貝・ねっふ [トド]・こっひ [トドの牝]・あざらし・えぶりこ [エブリコ]、東蝦夷地では干鱈・らっこ皮・赤昆布、それに近年鱒が加わりつつあった。
     それに対して松前から与えるものは米・酒・麹・塩・煙草・鉄類・衣料・漆器類・装身具などであった。