Up 利権政治家 作成: 2016-11-17
更新: 2017-02-04


    商品経済は,成長システムである。
    商品経済は,成長することが強いられる。
    「アイヌ利権」は,この商品経済の部分系である。
    「アイヌ利権」は,成長することが強いられる。

    「アイヌ利権」の根拠は,法である。
    「アイヌ利権」の成長は,「アイヌ法」の更新による。

    法に携わるのは,政治家である。
    「アイヌ利権」グループは,「アイヌ法」の更新に働いてくれる政治家を擁立する。

    国会議員だと,利権政治家は「族議員」の呼称になる。
    「族議員」を,よろしからぬ政治家を指すことばのように思っている者がいるが,これは全くの誤解である。
    議員は,基本的に「族議員」である。
    「族議員」としての能力の高さは,そのまま議員としての能力の高さである。


    「アイヌ政策」は,ここまでつぎのように進捗している:
    • 1994年 萱野茂が参議院日本社会党議員になる (1992年選挙に落選,1994年繰り上げ当選)
      1996年9月 日本社会党の社会民主党と民主党への分裂に伴い,民主党に所属。
    • 1996年10月 横路孝弘が衆議院民主党議員になる。
    • 1997年 『アイヌ文化振興法』
    • 2006月 『先住民族の権利に関する国際連合宣言』
    • 2008年 『アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議案』
    • 2008年 アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会立ち上げ
    • 2009年 アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会『報告書』
    • 2010年 アイヌ政策推進会議立ち上げ

    いまは,『アイヌ文化振興法』のつぎの「アイヌ新法」を実現しようというステージである。
    このステージの「アイヌ利権」の族議員は,かつては鈴木宗男と町村信孝で,いまは鈴木貴子である。

    実際,「アイヌ新法」への流れは『アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議案』で始まるのであるが,『決議案』の実現は鈴木宗男の豪腕 (執拗さと強引さ) によるものである。
    《議員に考える間を与えず,「あれよあれよ」という間に通過させてしまう》の奸計も,「能力があればこそ」と見るところである。
    鈴木宗男は,「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」の構成メンバーのことでも,もちろん動いている。