Up 用語 "シャモ" の導入 : 要旨 作成: 2016-12-22
更新: 2016-12-22


    「アイヌ」は,「和人/シャモ」の対立概念である。
    「和人/シャモ」は,「アイヌ」の対立概念である。
    「アイヌ」,「和人/シャモ」は,対概念であり,互いに他の契機──同時の契機──である。

    「アイヌ」は,終焉した存在である。
    「アイヌ」の終焉は,「和人/シャモ」の終焉である。
    「和人/シャモ」は,終焉した存在である。


    一方,「アイヌ」を自称する者がいる。
    「アイヌ」は終焉した存在であるから,「アイヌ」の自称は「アイヌ」の僭称である。
    この「アイヌ」僭称者を,"アイヌ" と称することにした。

    「アイヌ」を僭称することは,終焉した「和人/シャモ」を現在に存在させていることである。
    そして,これに応ずる格好で,「和人/シャモ」を自称する者が現れる。
    「和人/シャモ」は終焉した存在であるから,「和人/シャモ」の自称は「和人/シャモ」の僭称である。
    この「和人/シャモ」を,"シャモ" と称することにする。


    政治"アイヌ" は,「アイヌの代表」──アイヌ系統者の代表──を自任する者である。
    そして,アイヌ系統者の代表として,「アイヌ系統者はかくあるもの」を立てる者である。
    "シャモ" は,この命題に同調して,自身を「和人/シャモ」に定める者である。
    "シャモ" は,「アイヌ系統者はかくあるもの」を立てる者である。