Up 方法論「合唱」 作成: 2016-11-26
更新: 2016-11-26


    アイヌは,終焉した存在である。
    明治政府の「開発」政策が,アイヌの終幕とである。
    それはもう100年以上前のこと──実際,150年近く前のこと──である。

    いまのこの時代に「アイヌの系統者」「アイヌ民族/先住民族」が唱えられるのは,専ら「アイヌ利権」のためである。
    「アイヌ利権」の根拠に,「アイヌの系統者」「アイヌ民族/先住民族」を用いるからである。

    「アイヌの系統者」「アイヌ民族/先住民族」を唱える者は,「アイヌの系統者」「アイヌ民族/先住民族」とは何かを言わない。
    実際,「アイヌの系統者」「アイヌ民族/先住民族」は定義できるものではないし,この内容に論を進めることはヤブヘビにしかならない。
    「アイヌの系統者」「アイヌ民族/先住民族」を唱える者の方法は,「合唱」である。

    この方法は,確かである。
    ひとは,「アイヌの系統者」「アイヌ民族/先住民族」を合唱されると,そうかと思う。
    こうなるのは,ひとは,理で考えるということをしないものだからである。
    ひとはどんな思考回路かというと,リリシズムである。
    そこで,合唱を聴かされると,ただ感動してしまうのである。