Up 「系統」の表現 作成: 2016-11-20
更新: 2016-11-20


    時空座標空間での「系統」の表現は,つぎのようになる:

    この絵は,まったくリアルでない。
    4世代にわたって,北海道を出た者がいない。
    全体でも,北海道の半分も移動していない。
    32 などは,一生,一点に留まったままである。

    実際,リアルを目指せば,絵にならなくなる。
    しかし,絵はこれでよい。
    これでよいのは,これ以上の表現は本質的でないからである。

    そもそも,「個体の移動を,(時間, 場所) の点の連なりとして,時空座標空間にプロットする」は,理念的作業である。
    リアルなものではないし,リアルを目指すものでもない。
    概念の可視化として有用であることが,この表現の目的である。


    ところで,上の絵には難がある。
    これは樹形図であるが,枝の絵は本質的でない。
    実際,枝を書けば,それはウソになる。
    そこで,全体をぼんやり表したつぎの図を,用いることにする:

    この絵にすると,「北海道を出た者もいる」を含蓄させることができる。
    また,この絵によって,つぎの2タイプの描き分けが簡単にできるようになる:
A. 北海道でいまも続く系統
B. 北海道から無くなった系統 (滅亡あるいは外地に移動)