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報酬・旅費日当

作成: 2016-11-08 更新: 2016-11-08

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「報酬・旅費日当」は，「"アイヌ"予算の額と項目」で作成した表のすべての項目において発生する。 項目のうちには「助成」のことばが多いが，助成金は報酬金に他ならない。 ──Aの仕事に助成金を出すことは，Aの仕事に報酬金を出すことである。 事業報告で事業内容を具体的に──即ち，件毎に──記しているのは，アイヌ文化振興・研究推進機構だけである。 そこで，アイヌ文化振興・研究推進機構の『平成27年度 事業報告書 (各種助成事業等の実績)』の中に，「報酬・旅費日当」の実際を見ていくとする。 事業報告書では，事業の項目と各支出がつぎのようになっている： 研究出版 文化関連 研究助成 一般 36万円 48万円 863万円 奨励 12万円 出版 社会関連 出版助成 376万円 815万円 文化関連 出版助成 439万円 伝統工芸複製助成 1255万円 風俗慣習に関する伝承事業 143万円 国内文化交流助成 道内開催分 3203万円 4236万円 道外開催分 1033万円 国際文化交流助成 派遣 399万円 570万円 招聘 171万円 伝統工芸展示・公開助成 181万円 博物館等 アイヌ資料展示・公開等 助成 常設展示 886万円 951万円 企画展示 21万円 体験事業 45万円 アドバイザー派遣 ？円 公開講座 (アイヌ文化交流センター (キロロアン)) ？円 計 1億6400万　 ＋？円 以下，各項目の内容を見ていく。 ○「伝統工芸複製助成」　1255万円 35件あり，多くが20万円前後。 額が大きいものを，ここに書き留めておく： シシリムカアイヌ文化研究会 代表 「トマ」複製 125万円 新ひだかアイヌ協会 会長 チセ・プ・ル補修 161万円 上川アイヌ協会 会長 チセ建設 300万円 ○【風俗慣習に関する伝承事業】　143万円 8件あり，25万円どまり。 ○【国内文化交流助成　(道内開催分）】　3203万円 60件あり，アイヌ協会会長をはじめ団体の長の名前が並ぶ。 ○【国内文化交流助成　(道外開催分）】　1033万円 ここに書き留めておく： 武四郎まつり実行委員会 実行委員長 交流会と「武四郎まつり」 におけるアイヌ古式舞踊鑑賞 144万円 チャランケ祭実行委員会 代表 第22回チャランケ祭 132万円 NPO法人日印交流を盛り上げる会 理事長 平取アイヌ文化保存会 ナマステ・インディア2015 ステージ公演 117万円 はちおうじユースネットサービス 理事長 アイヌ文化を体験しよう 88万円 和光鶴川小学校 校長 アイヌ文化交流活動 133万円 長野県茅野市ビーナスラインちの 観光協会　会長 アイヌ民族の文化を学ぶ 146万円 部落解放同盟佐野市協議会 議長 アイヌ文化交流の集い佐野 128万円 南風原文化センター活性化支援 実行委員会　委員長 アイヌ民族の文化を学ぶ 146万円 ○【国際文化交流助成　(派遣）】　399万円 ３件であるが，つぎの１件で金額の大部分を占める： 苫小牧うぽぽ　会長 ニュージーランド先住民訪問交流 335万円 ○【国際文化交流助成　(招聘）】　171万円 ３件。 ○【伝統工芸展示・公開助成 】　181万円 ５件。 ○【博物館等アイヌ資料展示・公開等助成（常設展示）】　886万円 ３件。 これについては，「設備・施設事業手当」で，内訳を書き留めておいた。 ○【博物館等アイヌ資料展示・公開等助成（企画展示）】　21万円 １件。 ○【伝統工芸展示・公開助成 】　45万円 ２件。 ○【アドバイザー派遣 】 330件。 講話，歌，舞踊，演奏，切り絵，刺繍，料理，木彫等。 ○【公開講座】(アイヌ文化交流センター (キロロアン)) 12件。