Up 『アイヌ文化振興法』: 要旨 作成: 2017-01-14
更新: 2017-02-23


    『アイヌ文化振興法』(1997) の経緯は,つぎのようになる:
    1. 旭川の "アイヌ" から,旧法『北海道旧土人法』の廃止を求める声が上がる。
      旭川市長がこれを受けて,全道市長会に諮り,廃止の決議をとる。(1970)
    2. ウタリ協会が,「ただの廃止」に反対──旧法に代わる「アイヌ特権」型新法の実現を,方針にする。
      『アイヌ民族に関する法律 (案)』を作成,北海道知事に提出。(1984)
    3. 北海道知事私的諮問機関「ウタリ問題懇話会」として審議,「アイヌ新法」を制定すべしの答申を出す。(1988)
      「道が国に働きかける」のステージへ。
    4. 「アイヌ新法」が『アイヌ文化振興法』として成立。(1997)


    この作業過程は,政治"アイヌ" を養成するものとなる。
    そして彼らは,『アイヌ文化振興法』が生む「アイヌ利権」の「アイヌ」の役を務める者になる。