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菅江真澄 (1791), p.536
軒のたけにひとしく太き虎杖の柵を作りて,チカフカムヰとてシャモ嶋梟鴟というこの大鳥を,鳥の神とてかひやしなひたてて,葉月,長月にもなれば,鳥にてまれ獣にてまれ,これをさ(裂)きほふり,それをさかなに,あるしまふけ(饗設)をせり。
一とせに一度のアヰノの國の大祀饗飾にして,賑ひすといふ。
シャモの辭にこれを送るといひ,アヰノはこれをヨマンといふとなん。
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引用文献
- 菅江真澄 (1791) :『蝦夷迺天布利』
- 『菅江真澄集 第4』(秋田叢書), 秋田叢書刊行会, 1932, pp.493-586.
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