Up 上下の関係づけ 作成: 2016-12-05
更新: 2016-12-05


    威張る,蔑視する,憐れむは,共通しているところがある。
    相手を下に見るである。
    このときの相手は,<劣った者>である:
      相手が劣った者であるから,威張る
      相手が劣った者であるから,蔑視する
      相手が劣った者であるから,憐れむ

    <下に見る>には,つぎのようなものがある:
      下 ──下位,下層
      低い──低級,低能
      幼い──未熟,未開,野蛮


    相手を下に見る者は,自分を上に措く者である。
    教師,聖職者,統治者,看守,人権主義者,前衛主義者,‥‥‥ は,自分を上に措いて,相手を下に見る者である。


    「上下の関係づけ」は,本来,よい・わるいの意味はない。
    これの意味は,<機能>である。
    ──「上下関係の導入が,機能を実現する形になる」が,これの本来の文脈である。

    「上下の関係づけ」は,<機能>の話でなくなるとき,<非合理・理不尽>の話になる。
    これが,「上下関係」論の要点である。

    <非合理・理不尽>は,つぎのものである:
      「この上下関係は,理が無い」
    説明がつかない,筋が通らない,というわけである。