Up 利権 "アイヌ" ──「利権」学 : 要旨 作成: 2016-12-14
更新: 2016-12-17


    ここまでに,ひとが使う「アイヌ」のことばの外延を,カテゴリー区分してきた。
    これは,議論対象を明確にするためである。

    カテゴリー区分は,図に表すととつぎのようになる:

    本論考は,以下,「利権"アイヌ"」論である。
    そしてこれは,「"アイヌ"イデオロギー」を主題にするということである。


    利権"アイヌ" は,数から言うと,ほんの僅かである。
    しかし彼らは,「前衛」を装う。
    すなわち,「自分たちの後ろには多数が控えている」を装う。

    彼らに迫られる者は,この装いに騙される。
    そして,彼らを過大に見る。


    "アイヌ"イデオロギーは,手当/賠償要求型政治イデオロギーである。

    前衛主義で手当/賠償要求型の政治集団は,利権集団に「堕落」する。
    つぎが,この「堕落」のダイナミクスの要点である:
    • 前衛=少数
    • 少数の者に,多数を想定した手当/賠償が,振り込まれる

    「堕落」は,いいとか悪いとかの倫理の話ではない。
    「物は上から下に落ち,その他ではない」の類の,物理の話である。
    振り込まれた金の配分先は,自分およびファミリー/取り巻きのほかには存在しない。したがって,利権構造に進むしかないわけである。

    こうして,政治"アイヌ" は,利権"アイヌ" へと「堕落」することが定めの者たちである。