Up 衣服の文模様の習得 作成: 2018-11-29
更新: 2018-12-11


      菅江真澄 (1791), p.567
    浜辺に指もてヲタテントとて、もの()童子(ヘカチ)あり幼女(カネチ)あり。
    童子(ヘカチ)(エビラ)(まきり)の鞘の彫剋(テント)(ほりもの)をまねび、
    童女(メノコ)木布(アツシ)、かたびらなどの(ウカウカ)ちふものを手ならふとなん。


      村上島之允 (1800), p.62
    女夷七八歳の頃より砂地に出て衣服の文繍を手習ふ。
    凡、女児は腰に細き緒をまとふ事六重、賤しき者は三重まとふなり。


    引用文献
    • 菅江真澄 (1791) :『蝦夷迺天布利』
    • 村上島之允 (1800) :『蝦夷島奇観』
      • 佐々木利和, 谷沢尚一 [注記,解説]『蝦夷島奇観』, 雄峰社, 1982