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菅江真澄 (1791), p.567
浜辺に指もてヲタテントとて、もの画く童子あり幼女あり。
童子は刀(まきり)の鞘の彫剋(ほりもの)をまねび、
童女は木布、かたびらなどの繍ちふものを手ならふとなん。
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村上島之允 (1800), p.62
女夷七八歳の頃より砂地に出て衣服の文繍を手習ふ。
凡、女児は腰に細き緒をまとふ事六重、賤しき者は三重まとふなり。
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引用文献
- 菅江真澄 (1791) :『蝦夷迺天布利』
- 『菅江真澄集 第4』(秋田叢書), 秋田叢書刊行会, 1932, pp.493-586.
- 村上島之允 (1800) :『蝦夷島奇観』
- 佐々木利和, 谷沢尚一 [注記,解説]『蝦夷島奇観』, 雄峰社, 1982
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