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チセ (家)
作成: 2018-11-22
更新: 2018-11-22
村上島之允 (1809), p.614
居家の製、其かたちの替たる事、東地にしては南方シリキシナイの邊より極北クナシリ嶋に至るまでの間凡三種あり。 其うちすこし宛は大小廣狭のたがひあれども、先づは右三種のかたちをはなれざるなり。‥‥
只、屋を
葺
(
ふく
)
にいたりては、茅を用るあり、草を用るあり、あるは竹の葉を用ひ、あるは木の皮を用るとふのたがひ有て、其製一ならず。
村上島之允 (1809),「七 (居家の部)」から引用:
キ(茅) キタイチセの圖
シヤリキ(蘆) キタイチセの圖
ヤアラキ(木の皮) タイチセの圖
トツプラツプ(竹の葉) キタイチセの圖
「木の皮にてふきたる屋の上を草と茅とにてかさね葺たる家のさま」
引用文献
村上島之允 (1809) :『蝦夷生計図説』
高倉新一郎編『日本庶民生活史料集成 第4巻 探検・紀行・地誌 北辺篇』, 三一書房, 1969. pp.545-638.
函館市中央図書館デジタル資料館『蝦夷嶋図説 7』