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米
作成: 2019-02-25
更新: 2019-02-25
武藤勘蔵 (1798), p.16
夷人男女共、人足にいづ。
‥‥‥
一日の賃、一人に玄米貳合五勺遣すなり。
右の玄米を濁酒に作り寄集て呑なり。
たま/\飯に焚くもあれど、玄米のまゝにて水加減もなく焚く故に、生米の時もあり、又ゆるき粥に成をもありて風味あしく、シャモの焚様には出来ぬとて、飯はあまり好まざるなり。
引用文献
武藤勘蔵 (1798) :『蝦夷日記』
高倉新一郎編『日本庶民生活史料集成 第4巻』(探検・紀行・地誌. 北辺篇), 三一書房, 1969. pp.13-21.