Up 猟者の形様(かたちざま) 作成: 2018-11-29
更新: 2018-12-11


       菅江真澄 (1789), pp.367,368 (図は p.392)
    [平田内(註)から発つにあたり]  (グウ)をかしらにかけ,こもつゝみのおも(重)げなるに毒箭筐(イカヰフ)をそへて,お(負)ひもたるアヰノの行
    を,さち(幸)なるあない(案内),あらくま(荒熊)のおそれもあらじ。
    かれに行末をとへば,まづ寄木宇多(ヲタ),カイドロマ,イシカイドロマ,キシノワシリ,チラチラ,あなま,ニビシナヰ,ふやげま,たきのま,タンネヒラ,ボンナイ,でけま,セキナヰ,くろワシリ,まるやま,ビンノマ,ポロモヰ,はたけなか,熊石(註),と手ををりをり,シャモこと(言)葉かよ(通)うアヰノのかた(語)りもて濱路をゆき,‥‥



      註 :「平田内・熊石」の位置 (Googleマップから引用)