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タラ (鱈)
作成: 2019-02-27
更新: 2019-02-27
東□元稹 (1806), p.40
雪魚 [鱈]、所々民て漁すれども、東方ヲサツベを第一とす。
其味ひ美にして柔か也。
殊に
鮞
(
(はららご)
)
よし。
松前の海濱にてとる所は鮞なし。頭大ひにして尾細く、肉強ふして、味ひ甚だおとれり。
十一月に入て此獵有。
雲多き年は此獵かならずあたれりと。
雲魚の名むへ成哉。
引用文献
東□元稹 (1806) :『東海參譚』
高倉新一郎編『日本庶民生活史料集成 第4巻』(探検・紀行・地誌. 北辺篇), 三一書房, 1969. pp.23-44.