行政の縛りに,関係機関は必死になる:
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読売新聞, 北海道版, 2019-11-15
ウポポイ認知度 5.2%
道外在住者、8月上旬調査
白老町に来年4月オープンするアイヌ文化復興のナショナルセンター「民族共生象徴空間(ウポポイ)」に関する道の認知度調査で、「知っている」と答えた道民は35.4%、道外在住者は5.2%にとどまった。
調査は民間会社に委託し、8月上旬に道内と関東、関西、中京3地域の18歳以上の男女計1000人を対象にインターネットで実施した。
ウポポイを訪れたいかどうかをたずねる質問には、条件によるも含めて「行ってみたい」と答えた道民が54%、道外在住者が52.8%だった。
鈴木知事は13日の記者会見で、「残念ながら認知度が低いと言わざるをえない。
SNSを活用した情報発信など、さらに効果的なPRを切れ目なく行っていく」と述べた。
道は8月以降、道内のほか、東京、大阪、名古屋でもアイヌ音楽を披露したり、伝統料理を振る舞ったりするイベントを開催しており、11月下旬に改めて認知度などについて調査する予定だ。
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そして<必死>は,<なりふりかまわず>になっていく。
アイヌ箱物事業 PR は,アイヌパフォーマンスで構成する。
アイヌ文化振興事業の成果報告は,アイヌパフォーマンスで構成する。
この《アイヌパフォーマンスで構成する》が,<なりふりかまわず>になっていく。
このダイナミクスにより,「アイヌ事業」がはっきり「アイヌ観光事業」であることが,暴露されていく。
"アイヌ" は,<「アイヌ」としてアイヌ観光に動員される>を,自分を現す唯一の仕方にする者のことになる。
実際,いまは "アイヌ" の形はこの他に無くなった。
"アイヌ" の進化は,<「観光アイヌ」のみ>のステージに入ったのである。
引用文献
- 文化庁 (2019) : 令和2年度文化庁概算要求「参考資料」
- http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunka_gyosei/yosan/pdf/r2_gaiyo_sanko.pdf
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