Up 癩病とは 作成: 2019-02-02
更新: 2019-02-02


    癩病 (ハンセン病) は、細菌感染症の一つ。
    病原体細菌を,癩菌 (Mycobacterium leprae) と呼ぶ。
    癩病は,癩菌が皮膚のマクロファージおよび末梢神経細胞の中に寄生している症状。

    症状:
    • 末梢神経障害
    • 皮膚症状

    癩菌の分類:
      細菌 : 放線菌門 : コリネバクテリウム目 : マイコバクテリウム科
          : マイコバクテリウム属 (「抗酸菌」) :「らい菌群」

    人から人への感染,
    • 「伝染性だが,感染力は低い」

    「癩菌の感染力は低い」の意味
    • らい菌と接触する人の95%は、自然免疫で感染・発症を防御できる。
    • 感染時期は小児が多い。
    • 大人から大人への感染及び発病は、極めて稀。

    貧困層と富裕層の比較があって,インドの調査によると貧困層に発症率が高い。
    「貧困」の意味を「慢性的栄養失調」と捉え,「癩菌の感染力は低い」の内容を勘案すると,つぎの推理が立つ:
      「免疫力が低いと,癩菌寄生を呼び込みやすい」