Up 「アイヌ文化の継承」支援の正義感/優越感 : 要旨 作成: 2016-11-28
更新: 2016-11-28


    アイヌは,現代人がなろうとしてもなれないものである。
    現代人がなろうとしてもなれない「アイヌ」,それは「野生」である。

    「なれない」は,リスペクトに転じる
    「アイヌ」は,リスペクトするものになる。
    そしてこのリスペクトは,「野生」へのリスペクトである。


    「アイヌへのリスペクト」の正反対に位置するのが,「アイヌ文化の継承」である。
    「アイヌ文化の継承」は,現代人の勘違いした正義感/優越感が立てるお題目である。
    この<現代人の勘違いした正義感/優越感>には,呼び名がある。
    「エコロジー」である。 「アイヌ文化の継承」の側に自分を立たせて満足する。
    高山植物を「お花畑」と呼ぶ側に自分を立たせて満足する。
    この満足は同じものであり,エコロジストの<正義感/優越感の満足>である。


    「アイヌ」は,<現代人の勘違いした正義感/優越感>を写す鏡である。
    特に,「アイヌ」は,「アイヌ文化の継承」の虚構を写す鏡である。。