Up 企業と連携 作成: 2019-12-20
更新: 2019-12-20


       読売新聞 北海道版, 2019-12-20
    知名度アップ 企業と連携
    道内外でPR
     道は「ウポポイ」(民族共生象徴空間) の開業に向け、知名度アップのため、道内企業などと連携しながらPRに努めている。
     道や北海道アイヌ協会、道内の経済団体、サポーター企業などは2016年11月、「民族共生象徴空間交流促進官民応援ネットワーク」を設立。
    参加団体数は当初の51から149まで増え、アイヌ民族文化財団が所有するマキリ(小刀)やイタ(盆)といった工芸品のリレー展示を実施したり、サポーター企業の商品にウポポイのロゴマークを付けたりして周知を図ってきた。
     道外に向けたアピールでは、今年10月に倶知安町で聞かれた主要初か国・地域(G20)観光相会合で、道主催の歓迎レセプ ションでアイヌ古式舞踊を披露し、ウポポイの紹介プースも設置。
    東京、大阪、名古屋でもPRイベントを開催した。
     ただ、道が先月発表した認知度調査(実施は8月)では、ウポポイについて「知っている」と答えた道民は35.4%、道外在住者(関東、関西、中京地区)は5.2%にとどまった。
     今後は、来年2月のさっぽろ雪まつりでウポポイの大雪像を設置するなどして、機運醸成を図る。
    道アイヌ政策課は「これからも多くの人の目に留まるような形で、ウポポイを発信していきたい」としている。


    白老「ウポポイ」PR体制