Up 「アイヌ・フェスティバル」 作成: 2019-10-21
更新: 2019-11-26


      読売新聞 北海道版, 2019-10-20
    アイヌ文化堪能
    新ひだかで催し
     民族共生象徴空間 (ウポポイ、白老町) のオープンに向けて盛り上げを図るアイヌ文化フェスティバル (アイヌ民族文化財団主催) が19日、新ひだか町の町公民館で開かれ、約200人の来場者でにぎわった。
     舞台では、地元の静内民族文化保存会と札幌ウポポ保存会が「鶴の舞」などの古式舞踊を披露。アイヌ音楽の公演活動を行っているフンペシスターズは、十勝地方のアイヌが受け継いできた伝統歌謡の数々を歌い上げた。
     公演に先立ち、近藤修・東京大学准教授が「人類学からみたアイヌ文化」と題して講演。来場者は熱心に耳を傾けていた。
     ロビーでは、伝統工芸作家の貝澤守さんと高野啓子さんが、それぞれ木彫と刺しゅうを実演し、体験講座も行われた。
    アイヌ文化フェスティバルで、踊りを披露する静内民族文化保存会の人たち


      読売新聞 北海道版, 2019-11-26
    アイヌ文化の魅力紹介
    函館でフェス 展示や古式舞踊、歌
     来年4月の「ウポポイ(民族共生象徴空間)」の開業を前に、アイヌ文化の魅力を紹介する「アイヌ・フェスティバル2019」(道主催) が23、24の両日、函館市の五稜郭タワーで開かれた。
     会場では旧白老小学校(白老町)の校舎にあった大きな木彫りクマが出迎え、マキリ(小刀) などアイヌの生活用具を展示。
    人気漫画「ゴールデンカムイ」のキャラクターのパネルの前では、多くの来場者が記念撮影していた。
     アイヌ民族に伝わる古式舞踊や歌、楽器「ムックリ」の演奏が披露され、古式舞踊では、来場者も飛び入り参加した。 踊りに挑戦した宮城県出身の大学生、岩渕竜也さん(21)は「独特のリズムやかけ声が楽しかった。アイヌ文化を知るいいきっかけになった」と話した。
     ウポポイ開設PRアンバサダーを務める俳優の宇梶剛士さんのトークショーも行われた。
    宇梶さんは、アイヌ文様の入ったアクセサリーをいつも身につけるようにしているといい、「何かに守られ、包まれているように感じる」と語った。

    アイヌ民族と飛び入り参加の大学生らが一緒に踊る場面も


    「アイヌショー」