民族派"アイヌ" は,自分を「真性」にして,「アイヌ」ブランドを私物にする。
そして,これを侵す者を排斥する。
「真性」などもともと無いし,「ウソだらけ」を言うなら先ず自分たちの方である。
そんな手合が,北海道新聞を使ってのつぎのような行動に邁進する。
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同上
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アイヌ侮辱の業者ポスター
アイヌに関連した事件が相次ぎ、一般的にも論議を呼んでいるのをよそに、東京・新宿の百貨店で十月十八日から三十日までの期間、函館市物産協会主催で「北海道うまいもの大会」を開催中、店内外に掲示したポスターにアイヌのしゅう長がサケをもち、過去にも見られないアイヌ図柄を使って宣伝に努めていた。
これをたまたま上京中の道ウタリ協会の代表者たちが発見、早速、同店を訪れ、抗議した。
「ポスターに描かれているようなアイヌ風俗は昔も今も存在しない。
全くでたらめな宣伝で錯誤もはなはだしい」とその撤去方を強く要求した。
これに対し、主催者側責任者名で陳謝文を手交、その場で使用中の約百枚のポスターを撤去した。
道内外で、この種の和人業者はアイヌ像を利用、アイヌを売りものにしているやからが多い。
野放しにしていたらどんなことになるか、嘆かわしいことだ。
こんなことではいつまでたってもアイヌは誤った認識で見られ、相互の理解を深めるに大きな障害を来すことは自明の理だ。
このような心ない和人業者によってアイヌが侮辱され、差別されるのは人道上の重大問題であって、断じて許せない。今後この種の業者の反省と自粛を強く望む。
〈北海道新聞 昭和四十九年十一月十三日〉
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やり口がいかにも汚い。
しかし彼らは,このやり口で増長していく。
即ち,言葉狩り・表現狩りを展開する者になる。
そして,《社会は,民族主義"アイヌ" を腫れ物扱いする》になる。
実際, 《「アイヌ」はタブー》の状況がつくられたわけである。
民族主義"アイヌ" の腫れ物扱い (「野放し」) と,民族主義"アイヌ" の暴走は悪循環する。
この結果が,「アイヌヘイト」である。
「アイヌヘイト」は,昔の「アイヌ差別」の延長ではない。
民族主義"アイヌ" のやり口の汚さが招いたものである。
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