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読売新聞 道南版, 2020-02-08
ウポポイPR 道民100人招待
白老町、来月 SNSで発信狙う
白老町に「ウポポイ(民族共生象徴空間)」が開業するのを前に、同町は3月、SNS (ソーシャル・ネットワーキング・サービス) を日常的に利用する道民100人を招いた1泊2日のイベントを開催する。
ウポポイと同町の観光をSNSで、紹介してもらうのが狙いだ。
交通費や宿泊費などは町が負担する。
同町アイヌ総合政策課によると、今回のイベントは町がアイヌ施策推進交付金事業として3月8 、9日に実施。
日頃からインスタグラムやツイッターなどのSNSで情報発信している100人を函館、旭川、帯広市から招待する。
参加者は今後募集する。
イベント初日の8日は、同町虎杖浜にあるアイヌ伝承洞窟「アフンルパロ (あの世への入り口)」や、アイヌとゆかりが深かった白老場所請負人、2代日野口屋又蔵 (1781〜1857年) の碑がある虎杖浜神社などを巡り歩く。
同日夜には、町が主催する「50日前カウントダウンイベント」に参加し、スポットライトによる「光の柱」などを見学。
その後、町内の虎杖浜温泉に宿泊する。
翌9日には同町特産の海産物などの土産品店を回る。
4月24日にオープンするウポポイの認知度は低迷しているとされ、道の昨年日11月の調査では、ウポポイを「知っている」と答えた道民は 53.6%、道外在住者は 6.2%だった。
同課では「SNSは世界中で見てもらえ、影響力が大きい。SNSでウポポイ、白老町を発信していただければ、大きな力になる」などと期待している。
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