Up 企図の理:普遍主題の論考 作成: 2019-11-22
更新: 2019-11-22


    普遍は,個別に寄せて論考される──それ以外ではない。
    『アイヌと "アイヌ"』は,アイヌ・"アイヌ" の細々(こまごま)したことがらを取り上げたくて作ろうとしたのではない。
    普遍主題として思うものがあって,これをアイヌと "アイヌ" に寄せて論考しようとしたということである。

    その普遍主題とは,つぎのものである:
    • アイデンティティー
    • ルーツ,系統,ノスタルジー,民族主義
    • 幻想,疑似科学,形質,言語,人種
    • ルサンチマン,正義,革命,前衛イデオロギー
    • 党,策謀,プロパガンダ,デマゴギー,卑怯,暴力,テロ
    • 恐怖,萎縮,忌避,ヘイト
    • 商品経済,利権,政略
    • 御用学者,学会,大学
    • 腐敗,犯罪,コンプライアンス
    • 系,進化,是非もなし

    特に,「是非もなし」が根本主題である。
    これが根本主題になるのは,ひとは世界を「是非」で見るものだからである。
    『アイヌと "アイヌ"』は,「是非もなし」を書こうとしたものである。
    吟味されたし。