Up 「アイヌ民族」 作成: 2019-11-08
更新: 2019-11-19


    「アイヌ=北海道先住民」は,科学の議論にこれを乗せれば,たちまち崩れる。
    ここに,科学の議論に乗せない方法がある。
    「アイヌ民族」を用いるというものである。

    「民族」とは,「民族紛争」の「民族」のことである。
    「民族」のことばを使うとは,政治の問題にするということである。
    この<政治の問題にする>の最も大きな舞台が,国連である。
    「アイヌ民族」は,国連の名を利用したものである。
      アイヌ協会 (1992)
    日本のような同化主義の強い産業社会に暮らす先住民族として、アイヌ民族は、さまざまな民族根絶政策(エスノサイド)に対して、国連が先住民族の権利を保障する国際基準を早急に設定するよう要請いたします。
    また、先住民族の権利を考慮する伝統が弱いアジア地域の先住民族として、アイヌ民族は、国連が先住民族の権利状況を監視する国際機関を一日も早く確立し、その運営のために各国が積極的な財政措置を講じるよう要請いたします。

    実際,国連をたいそうなもののように思う者は,みな「アイヌ民族」のことばを受け入れる者になる。
    特に,国の立法が役目の国会議員は,国連を尊重せねばならない立場から,「アイヌ民族」のことばを受け入れねばならない者になる。


    学者が籍を置く大学も,同類になる。
    「先立つものは金」というわけで,大学は学術よりも政治が優先するところである。
    国立大学も,法人化になって,すっかり政治に従属するところとなった:
      北海道大学 アイヌ・先住民研究センター HP (2019)
    2005年12月に中村睦男・北海道大学総長(当時)は、これまでの本学とアイヌ民族との歴史的経緯を踏まえ、民族の尊厳を尊重しつつ、アイヌをはじめとする先住少数民族に関する全国的・国際的な研究教育を実施することを本学の「責務」であると宣言しました。
    総長ステートメント/PDFファイル 242キロバイト

    何をか言わんやである。


    引用文献