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村上島之允の描写
作成: 2018-11-29
更新: 2018-12-17
村上島之允 (1800), p.108
「
サルモンベツ山奥に源廷尉の神霊を祭る地あり。
蝦夷此神を島の中奥と称して、尊崇し木幣を奉る。 種々
呼造曲
(
ヨウカリ
)
にうたい傳へたり。
故に比企可満
称、市郎右衛門
(西丸御徒目付─後函館奉行支配調役) シノタイに神廟を建て是を祭らしむ。」
上図中央の鳥居のある祠が「源廷尉廟」,そして図左端の入江の対岸の建物が「サルモンベツ会所」。
下図には,これが書かれている:
村上島之允 (1808)
上二図は,下の地図 (Googleマップから引用・文字情報消去) で,サルプトの方からシノダイ,モンベツを見通すふうになっている:
引用文献
村上島之允 (1800) :『蝦夷島奇観』
佐々木利和, 谷沢尚一 [注記,解説]『蝦夷島奇観』, 雄峰社, 1982
村上島之允 (1808) :『東蝦夷地名考』
北海道大学 北方資料データベース