Up 族議員 : 要旨 作成: 2016-11-14
更新: 2016-11-14


    政治家には,「族議員」が存在する。
    「○○族」と呼ばれ,「○○」には「大蔵」とか「道路」とか「文教」とかのことばが入る。
    そして,「○○」には「"アイヌ"」のことばも入る。
    "アイヌ" 族議員は,大物では,鈴木宗男と故町村信孝がそうである。

    実際,「北海道地盤の政治家」には,「"アイヌ" と無難にやっていく」が含まれる。
    そして,"アイヌ" と無難にやるとは,《組織の幹部と懇意になり,組織がおとなしくしてくれることの見返りに,"アイヌ" 施策を約する》立場になるということである。
    「是非も無し」である。
    ただ,この「是非も無し」は,大事を壊す。


    政治家は,ファース・プライオリティを立てる。
    そして,ファース・プライオリティを実現するためには,これに伴う犠牲は目をつぶるものであると定める。
    しかしその政治家は,一つの個性・器量・限界である。
    一つの個性・器量・限界が定めた「ファース・プライオリティ」と「目をつぶるもの」は,その個性・器量・限界の「主観」である。
    そこで,犠牲にしたものの方が実はずっと大事なものだったりする。

    国会採決の「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議案」(2008) は,歴史の改竄である。
    この「決議案」の実現に働いたのが,鈴木宗男,町村信孝である。
    彼らにとって,歴史改竄は「目をつぶるもの」になる。


    "アイヌ"族議員は,<言論の自由>にとって困った存在になる。
    アイヌイデオロギーがすることば狩り・言論封じに加担する者になるからである。
    実際,アイヌイデオロギーから「アイヌ差別者」と摘発される者が自党の中から出てきたら,"アイヌ"族議員はその者の処分に動く。
    そしてこの「摘発─処分」連係プレイが,アイヌイデオロギーをますます図に乗せることになる。