Up "アイヌ民族" プラグマティクス 作成: 2017-04-03
更新: 2017-04-03


    "アイヌ民族" を唱える者は,"アイヌ民族" を唱えることを強いられている者である。
    "アイヌ民族" を唱えることを強いる構造が,存在する。
    この構造が続く間,"アイヌ民族" のことばは唱え続けられる。

    "アイヌ民族" を唱えているのは,主観ではない
    系のダイナミクスが,"アイヌ民族" を唱えさせている。
    「批判」は「主観に対する批判」であるから,"アイヌ民族" を唱えている者を批判するという行為は無効である。


    "アイヌ民族" を唱えることを強いられている者は,3タイプある:
    1. 引っ込みがつかなくて,"アイヌ民族" を唱え続けねばならない者
    2. 「アイヌ特権」を受けている "アイヌ"
    3. 「アイヌ利権」に連座している者

    a. 引っ込みがつかなくて,"アイヌ民族" を唱え続けねばならない者
    これは,これまで "アイヌ民族" キャンペーンをやってきた者である。
    流行りに乗ることを正しい側につくことと思い込み,敵と定めた者を嵩にかかって攻めてきた。 いまさら引っ込みがつかない。

    b. 「アイヌ特権」を受けている "アイヌ"
    「アイヌ特権」は,"アイヌ民族" がこれの根拠概念である。
    ──「アイヌ特権」は,「"アイヌ民族" 特権」である。
    したがって,「アイヌ特権」を受けることは,自分を "アイヌ民族" として主張しなければならないということである。

    c. 「アイヌ利権」に連座している者
    「アイヌ予算」は,"アイヌ民族" がこれの根拠概念である。
    ──「アイヌ予算」は,「"アイヌ民族" 予算」である。
    したがって,「アイヌ予算」を定める者・受ける者は,"アイヌ民族" のことばを用いねばならない者である。

      例えば,「アイヌ予算」の枠から研究経費を得ようとする者は,"アイヌ民族" のことばを使う者にならねばならない。
      「アイヌ予算」の枠から観光予算を得ようとする自治体に務める者は,"アイヌ民族" のことばを使う者にならねばならない。
      自民党の国会議員および地方議会議員は,「アイヌ予算」が自民党執行部の肝煎という格好になっているので,"アイヌ民族" のことばを使う者にならねばならない。