- 『アイヌ物語』, 富貴堂書房, 1918
- 小川正人・山田伸一(編)『アイヌ民族 近代の記録』, 草風館, 1998. pp.351-372.
- 参考文献・参考Webサイト
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『アイヌ物語』(1918) の河野常吉の序から,武隈徳三郎の経歴部分を引用
氏は十勝国帯広町伏古別のアイヌにして小学校に学びたる後、帯広准教員講習所に入り、尋で北海道教育会教員養成所に入り、所定の科目を修了して、大正三年尋常小学校本科正教員の免許を得たり。
尋で郷里音更尋常小学校訓導と為り数月にして退職せしが、大正五年胆振国勇払郡鵡川村井目戸旧土人学校に奉職し、以て今日に至れり。
年齢二十三。
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従来アイヌにして教員と為りしもの六名あり。
即ち幌別の金成太郎氏、静内の高月切松氏、元室蘭の山根清太郎、同留太郎の兄弟二氏、長万部の江賀寅三氏及び十勝の武隈氏なり。
而して金成、高月の二氏は、品行の不良を以て前に失敗し、山根氏の兄弟は、温良の聞えありしも、惜むらくは中途に病死し、今日残るは江賀、武隈の二氏のみ。
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