- 軽量
|
杉田昭栄 (2018), p.97
烏の骨は軽くなるようにできています。
例えば、人間では骨の重量が体重の18パーセントほど ‥‥しかし、鳥ではわずか5パーセントほどです。‥‥
なぜこんなに軽いかというと、鳥の骨は晴乳類の骨のように中身がぎっしり詰まっているのでなく、空洞が多くスカスカなのです。
こういうと強度が心配になりますが、そのスカスカの空洞に多数の細い骨の柱が行き交って補強しています。
このように、内部に細い支柱と隙聞をたくさん持つことで、軽さと飛朔に耐えうる強さを兼ね備えているのです。
|
|
- 頭蓋骨
- 嘴
- 方形骨
- 強膜骨
眼のレンズの厚みや角膜の屈曲を変える筋肉が付着するためのつくり
- 脊柱・頸骨
脊柱の多くは融合して非動化
これを,頸椎の動きの自由度で相殺する
- 竜骨突起
- 前肢/翼の骨
杉田昭栄 (2018), p.104
ヒトの肘から指先の間にわたって風切羽が生えている感じ
- 下肢の骨
杉田昭栄 (2018), p.106
- 「脚」と見えるところは,脚鱗と呼ぶ特殊な皮膚で被われている
- 参考Webサイト
- 参考/引用文献
杉田昭栄 (2018) :『カラス学のすすめ』, 緑書房, 2018
|