Up 人工が災いする : 要旨 作成: 2018-09-10
更新: 2018-09-10


    地震による被災の内容は,「人工が人に災いとして返ってくる」である:
      家屋の崩壊 → 被害
      山を崩し沢を埋めてつくった住宅地の崩壊 → 被害
      道路づくりでできた斜面の土砂崩れ → 被害
      植林丘陵の土砂崩れ → 被害
      鉄道が停まる → 被害
      ガス/水道/電気が停まる → 被害
      原発がメルトダウンを起こす → 被害

    地震が災害になるのは,依存・依頼する固定資産を持つ者である。
    そうでない者には,地震は災害にならない。
    巣を構えているときのカラスは地震が災いになるかも知れないが,巣の経営から自由になったカラスには地震は災いにならない。

    要するに,地震災害は「自業自得」がこれの構造である。
    特に,「自然災害」ということばは,一般にミスリーディングである。