Up 南海トラフ巨大地震が開く軍事力増強時代 作成: 2025-04-03
更新: 2025-04-03


    ひとは,巨大震災では当然自衛隊が救援に出動するものと思っているが,これは間違い。
    メディアは自衛隊の活動を美談にしようと待ち構えているが,被災者数が厖大な巨大震災では,自衛隊出動に実効性は無いに等しい。

    実際,軍隊である自衛隊の位置づけは,外向きの警察であって,内向きの消防隊ではない。
    自衛隊のトップであれば,こんなときに先ず考えることは,「火事場泥棒」である。
    ひとは「こんな災厄時に軍事どころではない!」の感情になるが,軍事担当者は「こんな時だからこそ軍備が喫緊の課題」と考えるものなのである。

    「火事場泥棒」の取り締まりは,これまではアメリカ軍を当てにできたのだが,いまはそういう情勢ではなくなった。
    政治の状況分析は,「アメリカの後退で,中露がかさにかかって余計侵略的になる」なのである。