Up 東京都地震の分類と深度分布図 作成: 2023-11-01
更新: 2023-11-01


    「首都直下地震」は,「都心南部直下地震」の名称で分類されている地震に当たる。
    これは,区部の南部を震源域とするプレート内地震であり,都全体での被害が最大となる地震である。
東京都「首都直下地震等による東京の被害想定 (2022)」から引用:
都心南部直下地震 (プレート内地震)


    1923 (大正12)年の関東大震災 (M7.9) は,「大正関東地震」の分類になる。
    これは,相模トラフ沿いを震源とする海溝型地震である。
    震度分布が以下のように示されているが,1703年の元禄地震 (M7.9〜8.2) が同じく相模トラフ震源であることに留意すべし。
大正関東地震 (海溝型地震)


    東京都に発生する地震は,上の2つと以下の3つに分類されている:
多摩東部直下地震 (プレート内地震)


立川断層帯地震 (活断層地震)


南海トラフ巨大地震 (海溝型地震)
震源地が遠いので大きな揺れにはならない,と想定されている


地震に係わる地殻構造
地震本部「日本列島とその周辺のプレート」から引用