Up 津波に対する国立国会図書館の状況 作成: 2023-11-15
更新: 2023-11-18


      国立国会図書館「建物と設備」.から引用
    新館は本館の北側に隣接した、東西約148m、南北約43mの細長い建物です。本館と有機的に結びつくように設計・建築されました。地上4階、地下8階建てで、延面積は約72,900平方メートルになります。地下1階から地下8階の地下部分は全て書庫です。750万冊の資料が収蔵可能で、書架の総延長は約240kmに及びます。
    中央に、地下最下層まで外光が届くよう、光庭が設けられているのが特徴です。垂直・水平コンベアも設けられています。地上部分は西半分の事務室と、東半分の閲覧スペースが、はっきり分離されています。
    閲覧スペースには4階吹き抜けの大ホールが設けられ、閲覧室の位置が一目でわかるようになっています。東南部には展示室や講堂なども設けられています

    光庭

    新館吹き抜け

    新館書庫


    「国立国会図書館の津波浸水・蔵書潰滅」をここで取り上げるのは,これには特別な意味合いがあるからである。
    それは,「記憶喪失」である。
    「750万冊の資料」は,「記憶」なのである。
    そして記憶喪失は,アイデンティティの喪失に通じる。


    国立国会図書館の位置
Google Map から引用


    国立国会図書館とその周辺の標高
国土地理院「自分でつくる色別標高図」か引用



国土地理院「標高がわかるWeb地図」から
背景地図を引用・加工,さらに標高を引用して記入


    津波は,防潮堤の前では高さを増し,防潮堤を乗り越える。
    そして津波は,坂を上る。
    どのくらいの水量で上るかは,単純には惰性で上るベクトルと等高に拡がろうとするベクトルの兼ね合いであり,要は津波の強さ次第。しかし,あちこちに向かう流れの相互干渉があるので,実際に起こってみなければわからない。

    国立国会図書館の最寄りの防潮堤は竹芝埠頭で,直線距離で 3.1 km。
    防潮堤を越えた津波が容易に遡行する距離である。

    ちなみに,津波が国立国会図書館まで上るときは,堀も溢れることになる。
    海面が 1, 2m上がってその分の水が押し寄せてきたら,これを容れる器は(おか)には存在しないのである:



    備考. 津波遡上距離を推理する参考地図として:
地理院地図 (「自分でつくる色別標高図」)から引用・加工
矢印で国立国会図書館の位置を示す
仙 台
国土地理院「東北地方太平洋沖地震 10万分1浸水範囲概況図」 から引用


国土地理院「重ねるハザードマップ」(洪水浸水想定区域) から引用