Up 地中ケーブル (電力・通信) 作成: 2023-11-09
更新: 2023-11-09


国交省「無電柱化の推進に関する取組状況」(2020), p.4 から引用:


    地上機器
      SolarPowered2「電線共同溝の地上機器について」から引用:
    ■ 地上設置型開閉器塔(SWT)

    開閉器とは電気用語でスイッチを意味します。
    6,600V高圧系統を区分するための装置で、高圧系統を切ったりつなげたりする役割があります。
    一般的に、普段は開閉器が「閉」つまりオンの状態になってますが、作業や保守点検などで必要な際には「開」つまりオフにすることができます。

    ■ 地上設置型変圧器塔(TR)

    6,600Vの高圧で送られてくる電気を降圧し、100V/200Vの低圧に下げて配電するための装置です。
    通称「パットマウント」と呼ばれています。
    電気は高圧であればあるほど、大量の電力をより細い電線で送電でき、さらに送電ロスが少なくなるという性質があります。しかし、高圧の電気には、感電のリスクなどが高いなどの扱いにくい点があります。そのため、変電所やパットマウント変圧器など要所要所で変圧して、目的通りの電圧に調整しています。

    ■ 地上設置型低圧分岐装置(LB)

    地中の低圧電線路の幹線を分岐させ、家庭やお店といった需要家に配線するための分岐箱です。
    地上設置型のほか、地中のハンドホール内に設置する分岐装置もあります。
    他の電力会社ではLBではなくLSと略しているところが多いようです。