Up 「東京都 感染爆発 重大局面」の意味 作成: 2020-03-26
更新: 2020-03-26


      読売新聞, 2020-03-26
     東京都の小池百合子知事は25日、記者会見を行い、この日一日の新型コロナウイルス感染者がこれまで最多の 41人に上ったことを明らかにした。
     その上で、現状を「感染爆発の重大局面」だと指摘。週末は当面の間、不要不急の外出自粛を要請した。また、週末に限らず、なるべく自宅で仕事をすること、夜間の外出を控えることなども呼びかけた。


    「感染者数」に意味はない。
    「感染者数」とは,数え上げられた数のことだからである。
    たとえばどこかの病院が「真面目」に数え上げることをやれば,「1日の感染者数の増加」の数値は簡単に上がるしくみになっている。

    一方,この「感染者数変化率の増」に対し,「専門家」は「感染爆発 重大局面」を発言することになる。
    このように発言することが,彼らの<後々ひとから無作為を非難されないで済む>の形だからである。
    そして「専門家」のこの言を受けて,各行政機関の長は「自粛」を発言することになる。
    このように発言することが,彼らの<後々ひとから無作為を非難されないで済む>の形だからである。

    対策の表舞台に立たされる者は,己の保身を第一に振る舞う者になる。
    このことに是非は無い。
    必要なことは,《対策の表舞台に立たされる者は,こういうふうになるものだ》ということを,みなが了解していることである。
    そして,賢く振る舞うことである。
    対策の表舞台に立たされる者の発言に<(まんま)>付き合ってしまうのが,最悪ということである。