Up 「専門家「何らかの対応をとる時期が来ている」」 作成: 2020-07-02
更新: 2020-07-02


      NHK News Web, 2020-07-02
    東京都 新たに107人の感染確認
     東京都は2日、都内で新たに107人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。都内で一日の感染の確認が100人以上となるのは、大型連休中のことし5月2日以来2か月ぶりで、5月25日に緊急事態宣言が解除されて以降最も多くなりました。
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    107人のうち20代と30代はあわせて71人で、‥‥
    62人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者‥‥
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    専門家「何らかの対応をとる時期が来ている」
    都内で新たに107人の感染が確認されたことについて、新型コロナウイルスの治療の中核を担う国立国際医療研究センターの忽那賢志医師は、「現在、感染しているのは若い世代が中心で軽症の患者や無症状の人が多いため、入院する患者は少なく医療体制がひっ迫する状況では無い。ただ、このペースで感染者が増えていくと第1波の流行の時のような状況に戻ってしまいかねない。さらに若い人が中心なので無症状のまま出歩いてしまい、高齢者や持病のある人に感染を広げる心配がある」と指摘しました。
    そのうえで、忽那医師は「このまま何もしないと、再び緊急事態宣言を出さないといけないという事態になりかねないため、ほかの地域への移動やクラスターが出ている夜の街などに対して何らかの対応をとる時期が来ているように感じる。社会活動の緩和についてはいま一度熟慮すべきだ」と話していました。


    「新たに確認された感染者」は,「新たな感染者」ではない。
    「新たに確認された感染者数」の増加は,「新たな感染者」の増加ではない。

    実際,この度の「新たに確認された感染者」の増加は,「夜の街」捜査で感染者を掘り起こした結果である。
    しかしひとは,「新たに確認された感染者数」の増加を,「新たな感染者」の増加,即ち「感染拡大」と受け取る。
    NHKニュースも,「感染拡大」と受け取られるように伝える。
    通行人に「100人を超えた」を伝えて「怖い」を言わせ,これを報道するわけである。

      NHK には,世論誘導に対する一種独特な使命感が見受けられる。
      それはただの無邪気/幼稚のようにも見えるが,イデオロギー的な偏執が感じ取れる。

    そもそも新型コロナは,感染者数は問題にならない。
    新型コロナがインフルエンザ並みなら,年間の国内感染者数は千万人級になるからである。
    ちなみに「世界の新型コロナ感染者が1千万人を超えた」という報道があったところだが,本当はこんなものではない。


    インフルエンザは,すべての月で死亡者が出ている。
    したがって,感染拡大収束後もずっと罹患者が出ているわけである。
    これらの罹患者は,「感染拡大」で新たに感染した者ではない。
    既にウィルスに感染していて,そのウィルスが活発化した者である。

      「陽性・陰性」の意味は,「感染している・していない」ではない。
      「ウィルスが見つかった・見つからなかった」である。
      そして,「ウィルスが見つからなかった」は「ウィルスはいない」ではない。
      感染していても「陰性」は有りなのである。


    「専門家」は,いつも「対応せねば(ひど)いことになる」を言う。
    しかし,酷いことになるのは,「専門家」が言ってくるような対応をしたときである
    「専門家」にこのような物言いをさせることの無益・有害を,NHK には求むべくもないが,ひとはそろそろ悟り始めてきてもよい頃である。


      災難に逢ふ時節には災難に逢ふがよく候。
      死ぬる時節には死ぬがよく候。
      是はこれ災難をのがるる妙法にて候。