Up 「圧倒的に東京問題」 作成: 2020-07-14
更新: 2020-07-14


      読売新聞, 2020-07-14
    政府・都 不協和音
    菅長官「東京問題」と発言
    小池知事「むしろ国の問題」
     東京都内で新型コロナウイルスの感染者が急増していることを巡り、菅官房長官が「東京問題」と発言したことが波紋を広げている。

     東京都の小池百合子知事は13日、都庁で記者団に対し、国による旅行などの需要喚起策「Go To キャンペーン」を挙げ、感染対策は「むしろ国の問題だ」と述べ、菅氏の発言に不快感をあらわにした。

     小池氏は「圧倒的に検査数が多いのが東京。それによって陽性者が出て、無症状者もかなり含まれている」とも指摘した。 その上で、同キャンペーンで無症状の感染者の往来が促進される可能性があることを念頭に、「国として(感染者の増加との)整合性をどう取っていくのか。冷房と暖房を両方かけるようなものだ」と皮肉った。

     菅氏は11日、北海道千歳市での講演で国内の感染者増加について、「この問題は圧倒的に東京問題と言っても過言でないほど、東京中心の問題になっている」と語っていた。
     ‥‥  今後、都内の感染状況が悪化した場合、政府と都は休業要請などで連携する必要があり、政府内では「対立は不毛だ」(厚生労働省幹部) との声も出ている。


    「対立は不毛だ」(厚生労働省幹部)。
    この者たちが,「馬鹿な戦争」を終わらせない勢力の中心になっていく。

    彼らと馴れ合うことは,彼らに従ってしまうことである。
    「馬鹿な戦争=終わらない戦争」を終わらせるためには,彼らと対立するしかない。
    対立軸を明示し,対立するのみである。

    しかし菅は,<はっきり物を言わない>を矜恃にする政治家タイプの者である。
    対立軸をはっきりさせることはしない。
    対立を臭わせても,すぐにぼかす。
    結果として「馬鹿な戦争=終わらない戦争」を終わらせない勢力に屈してしまうことにもなる。