Up 「指定感染症」指定政令の改め 作成: 2020-09-21
更新: 2020-09-21


      読売新聞, 2020-09-19
    重症者治療に重点
    政令規定へ 入院「高齢」「持病」
     新型コロナウイルスについて、感染症法上の「指定感染症」の運用見直しを議論する厚生労働省の助言機関の作業部会は18日、厚労省案をおおむね了承した。 入院措置の対象を高齢や持病のある人らと明確化するほか、医療機関から保健所への届け出作業を簡素化することを、政令などで規定する。 重症者を重点的に治療する体制を整える。
     厚労省は厚生科学審議会感染症部会などでの議論も踏まえ、10月中の施行を目指す。
     現在、新型コロナの感染者について、厚労省は、無症状や軽症の場合はホテルなどでの宿泊療養を基本とするよう通知している。 しかし、政令では全ての感染者を入院措置の対象としているため、厳格に運用する自治体も多く、現場の負担を高めているとの指摘が出ていた。
     今後は、重症化しやすい65歳以上の高齢者や持病がある人、年齢にかかわらず症状が重くて入院が必要な人などを対象とすることを政令で明確にする。
     軽症者や無症状者については、宿泊療養や自宅療養を徹底する。 ただし、地域によって病床の逼迫度合いが違うため、自治体が柔軟に判断できるようにする。
     このほか、検査を受けた人に関する医療機関から保健所への届け出は、検査時点で入院する人に限ることにする。 現在は全員を報告しているが、秋以降のインフルエンザの流行に備え、届け出作業の負担を軽減する。 陽性が確定すれば、これまで通り全員報告する。 全体の検査件数を把握できなくなる懸念があるが、厚労省は、検査会社から実施件数を聞くなどして実態把握を続けるとしている。


    「政令規定」の内容は,「指定感染症」指定の撤回である。
    ごまかした物言いをしているが,つぎのことを認めたわけである:
      「指定感染症」指定は誤りだった。
    これは,新型コロナをふつうの風邪の類と定めるということである。

    しかしこのようにメッセージを読む日本人は,少数派ということになる。
    ひとはすっかり同調圧力に屈してしまった。
    彼らにとって,マスク,ソーシャルディスタンスに意味があるかどうかは,もはや問題ではない。
    彼らはそれを日常スタイルにしてしまった。
    マスク,ソーシャルディスタンスは,日本文化になったのである。


    街の風景の人物は,みな服を身につけている。
    マスク,ソーシャルディスタンスは,この「人前では服を身につける」と同じになった。
    マスク,ソーシャルディスタンスに従わないことは,公序良俗違反であり,実質的に処罰を受ける。
      読売新聞, 2020-09-09
    マスク拒否し威圧 臨時着陸
    ピーチ 釧路─関空
    「非科学的だ」「書面を出せ」
    新潟空港で男性客降ろす
     釧路空港発関西空港行きのピーチ・アビエーションの機内で7日、マスクの着用を拒否した男性客が客室乗務員を威圧するトラブルがあり、同機が新潟空港に臨時着陸して男性客を降ろしていたことがわかった。
     航空各社は新型コロナウイルス感染防止のため、乗客にマスク着用を要請しているが、国土交通省によると、着用を巡るトラブルで国内線旅客機が臨時着陸したのは初めてという。
     同社や同乗していた客によると、釧路空港を離陸前、客室乗務員がマスクの着用を求めたが、男性が拒否したため、周囲の乗客を別の座席に移動させ、午後1時15分頃に出発した。
     男性はその後も要請を聞き入れず、「非科学的だ」「要請するなら書面を出せ」などと言って乗務員を威嚇、大声をあげたため、新潟空港で臨時着陸。 機長が乗務員を通じて降りるよう求め、男性が応じたという。 関西空港には予定の約2時間15分遅れで到着した。
     同機には約120人の乗客がいた。