Up 静かな年末年始を」──騙され続ける大衆 作成: 2021-01-01
更新: 2021-01-02


      NHK New Web, 2020-12-28
    「感染対策を徹底 静かな年末年始を」改めて呼びかけ 菅首相
    変異した新型コロナウイルスが各国で相次いで確認されている状況を受けて、全世界からの外国人の新規入国を停止したことに関連し、菅総理大臣は「感染力が強いと言われているが、対策は従来と一緒だ」と述べ、感染対策を徹底し、静かに年末年始を過ごすよう改めて呼びかけました。
     ‥‥‥

      NHK New Web, 2020-12-30
    「かつてない大きさの第3波 年末年始が分水れい」小池都知事
    ‥‥ 若い世代に向けた呼びかけとして「コロナを甘く見ず、夜間の外出はしばらく『なし』にしてください。若いから大丈夫では決してありません。こんなはずではなかったと思った時にはもう遅い。皆さん自身の将来を守るために日々の行動を改めて見直してください」と呼びかけました。 さらに「ここで感染を抑えなければ、ますます厳しい局面に直面する。緊急事態宣言の発出を要請せざるを得なくなる。何としても回避しなければならない。この年末年始が感染拡大を食い止められるか否かの分水れいだ。命を優先してほしい」と呼びかけ、年末年始は家族で静かに過ごす「ステイホーム」を徹底し、忘年会や新年会は行わず、会食も絶対に開かないよう呼びかけました。


    これまで何度も強調しているように,「感染」は0か1ではない。
    「感染」は,自然放射線の「被爆」のように考えるものである。
    ひとは既に感染を経過してきている。
    そして,条件次第で,無症状・軽症・重症・死亡となるのである。

    風邪は年中あるが,冬に特に盛んになる。
    冬は,風邪が盛んになる諸条件が満たされる時期ということになる。
    新型コロナも,「風邪」の一類ということで,冬は盛んになるわけである。

死亡数 (累積) 推移
(厚労省「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向」から数値を引用)

    年寄りは,風邪で死ぬ。
    上のグラフは,「年寄りは風邪で死ぬ」のグラフである。
    実際, 「<60」の死亡数 (累積) 推移のグラフだと,つぎになる:

    東京都知事は恐怖政治癖があって脅し文句を好むが,新型コロナは若ければ大丈夫な感染症である。


    「専門家」やマスコミや行政は,相も変わらず「感染拡大」を唱えて自家撞着をやっている。
    「正念場」「勝負の○週間」「分水嶺」の更新を続けるばかり

    「医療崩壊」は,医療崩壊になるようなしくみ (強制入院規則) をつくってしまっているからである。
    東京都は,1000人超の陽性者の検出が毎日だったら,病床がパンクするようになっている。
    日本で騒いでいる「医療崩壊」は,非常識である。
    万単位の陽性者の検出が毎日の国は,「医療崩壊」しているわけではない。


    東京都の検査陽性率が,現在10%くらいになっている。
    「検査したら10人に1人が陽性」ということは,
      「東京都民の10人に1人が陽性」
      「少なくとも100万人は陽性」
    ということである。
    東京都の検査は「濃厚接触者の検査」が中心だろうから,全国にあてはめるときは,ごく控え目に見積もって
      「国民の100人に1人が陽性」
      「少なくとも100万人は陽性」
    といったところ。
    ──インフルエンザのことを考えれば,別に驚く数字ではない。

    こういうわけで,「新規感染者数」は,検査人数を増やせばいくらでも増やせるふうになっている。
    「専門家」・マスコミ・行政は,これを「感染拡大」と言っているわけである。

    そしてこのデマゴギーに,ひとは騙され続ける。
    騙され続けるのは,自分で考えようとしないためである。
    被害甚大は,自業自得である。

東京都の検査陽性率推移
(東京都「報告日別による陽性者数の推移」より)